
ダム内へ目を転じます、黒部湖です..
ダム左岸の船着場からは、遊覧船が出ています。美しいフォルムの遊覧船「ガルベ」は黒部湖を30分で1周する、日本最高標位(1,448m)の遊覧船です。一回りする時間的な余裕は有りませんから..せめてこの風景を目に焼き付けていきましょう..深いエメラルドグリーンの湖面とその向こうの立山連峰の雄姿を・・



展望への挑戦は、失敗し終わったので、谷へ目を..
毎秒10トンを超える放水が行われています..谷底を覗き込むと、そこに「虹」が..底までは186mもあるらしいのですが、撮影出来ました..もしかしたら、虹のお陰で恐怖症が治ったのかも..(微笑)後で、写真で確認したら、幸せのダブルレインボーになっていました..ラッキー!!



旅は、やはり..ある程度の予備知識が必要な場合がある..
ダム上に移動したら左側面に、展望台への登り道がある事が判った..展望台は大勢の人影が.. 大胆行動を好む同行の方は、あそこを上ると出掛けた..当方は、下で撮影係を主張(苦笑)しかし、直ぐに戻ってきた..風がかなり強くて、とても上れる状態ではなかったようだ..ホッ(微笑)
後で聴いたら、岩山の中に展望台へのエレベーターがあったとか..ナンテコッチャ..



「只今の温度21℃」が涼しさを強調していたトンネルを抜けると立山連峰が飛び込んで来た..
真っ直ぐダム上には行かないで横道に逸れ、側面から撮影しようと思った..大サービスの毎秒10トンを超える虹付き放水が目の前..圧巻な風景は高所恐怖をも吹き飛ばしてしまうから不思議..でも鉄柵が頑丈なのを確かめてから(苦笑)深呼吸をして覗き込んだ..空は青!(微笑)


トンネルを抜けると、あくまでも青い空をバックに立山連峰の壮大な風景が飛び込んできます。
扇沢から黒部ダムまでは、関電トンネルのトロリーバスに乗り換えます..映画「黒部の太陽」で感動しながら観た「破砕帯突破」..苦労したトンネルをたった16分で通り抜けます..バスを降りて、ひんやりとしたトンネルを歩きでダム上へ..温度は、21℃を..



いよいよ、黒部ダムへ出発です..雨も上がりました(微笑)
白馬村ー扇沢駅(トロリーバス駅)はかなりの距離かと思っていたら、車で一時間ちょっととか..黒部はもっともっと遠くかと思っていた..バスからは、長野オリンピックの会場が..ジャンプ台は、もっと近くで見たかった..「仁科三湖」の青木湖、木崎湖を眺め..黒部ダムへの入口「扇沢」へ到着..




白馬村落倉の散歩が続く..早朝のせいか人影は無く、総てが静寂の中に包まれている..
陽の光は雲間から、まるでスポットライトのように、真っ直ぐに草花を照らし浮かび上がらせている..この自然の演出を堪能している観客は、我々と石仏だけ..やがて、白馬を後にする。



バスは、上高地から最後の力を振り絞り、宿泊の白馬まで辿り着いた..
風呂へ直行、食堂にて夕食を..決まりのコースで、バタンQ!!(微笑)明けた朝は、爽やかに目が覚め、付き添いさんを誘っての朝の散歩と洒落こみます。遙か遠くの山並みには、雲が懸かり他方は眩しい光が射し込んで、パノラマを見せてくれました。



田代橋と穂高橋を渡った辺りから、雨足に勢いがついてきました..
少し寒さを覚え河童橋の袂の喫茶室へ駆け込み、温かい珈琲で暖をとり、休憩です..バスの集合時間が近づき、休憩もほどほどに、揺れる「河童橋」を渡ります。本当は、河童橋からの穂高連峰の素晴らしい景観をお届けしたかったのですが、残念..何度も振り返りながら、バスターミナルへ急ぎます。
【河童橋】梓川の清流にかかる木の吊り橋。幅3m、長さ36m。橋の上からは、上流側に穂高連峰、下流側に焼岳が見渡せます。明治24年頃に飛騨新道の橋としてかけられ、現在の橋は、平成9年7月にかけ替えられた。


自然研究路・木道を大正池から田代橋へ..更に穂高橋を渡ります..雨降りはそのまま..
途中、分かれ道で「梓川コース」を選択、河原に降りて、水温を確かめてみます..山々の素晴らしさよりも、緑の豊かさよりも、水の冷たさに感動しました(微笑)穂高橋を渡りながら、滔々とした梓川の流れを再確認です。


